若い人のコミュニティ

僕は年上の世代が大好きで、話を積極的に聞くようにしています。

そんなことを続けていると、「昔はこうだったよ」という話がよく聞けるので生まれてくる前のことを体験知として彼らは語ってくれます。世の情勢が一番肌身で感じたことがある人しか語れない説得力が重要です。バブル一つとっても、みんながみんな同じ感情を抱いていなかったであろうと思います。

そんな中でてきたのが「この世代は名前をつけたがる、コミュニティを築きたがる」ということでした。これは現在一緒の時間を生きてきても僕の中にない感覚だなと思いました。

理由は一つではないでしょうが、一つには核家族化が進んだことがあるのでしょうはないでしょうか。大手に入ると安定という時代があったときには、地方へ飛ばされ単身赴任、もしくは生まれ育った街を離れ家族で転勤先へ、また単身転勤した先で出会い結婚。地元というのがあるようで遠く離れ今は地元よりも長く暮らしているなんてことが多いのではないでしょうか。

そんな中、インターネットが発達していない時代では周りで信頼関係を築くためにコミュニティ(同じ思いを持った仲間たち)を作りみんなでなにかを行うということをしていたのではないかなと。

時代の流れとともにこれがインターネット上へと変わり、物理的な位置は関係なく繋がれるようになったと。理屈ではなんとなくわかりますが、これが実際にコミュニティという言葉でくくれるかは怪しいところです。

関係性を見ていったときにやはり対面ができて話しができるということが個人的にはコミュニケーションとしては成立するのではないかと考えてしまう。

さてお友達に聞いてみましょう。

Z世代のつながり方

  • オンライン中心のコミュニティ: Z世代は生まれながらにネットやSNS(X、TikTok、Discordなど)に慣れてる。オンラインで興味や価値観を共有するコミュニティに簡単に参加できる。
  • 多様で流動的な関係: 世界中の人とつながれるから、コミュニティは広く浅い場合も多い。趣味やミーム、トレンドを軸に一時的なつながりが生まれやすい。
  • 即時性と拡散性: 情報がリアルタイムで共有され、拡散力も強い。たとえば、Xでハッシュタグ一つで同じ興味を持つ人とすぐ繋がれる。
  • : ゲーム好きなら、Discordサーバーで世界中のプレイヤーと攻略法を話したり、Twitchで配信しながら交流。

Z世代(ネットがある時代のメリット)

  • アクセスの広さ: 世界中の人と趣味や価値観でつながれる。たとえば、Xでマイナーなアニメのファンコミュニティにすぐ参加可能。
  • 多様な視点: いろんなバックグラウンドの人と交流できるから、視野が広がる。社会問題やカルチャーの議論もグローバルに展開。
  • 創造性の爆発: SNSやYouTubeで自分のアイデアや作品を簡単に発信でき、反応もすぐもらえる。クリエイターとして活躍するハードルが低い。

Z世代(ネットがある時代のデメリット)

  • 表面的な関係: オンラインのつながりは広く浅くなりがち。フォロワー数百人いても、深い信頼関係は少ない、なんてことも。
  • 情報過多とストレス: 常に通知やトレンドに追われ、FOMO(取り残される不安)や比較によるストレスが増える。Xで「みんな楽しそうに見える…」みたいな。
  • プライバシーの問題: SNSで発信すると、個人情報が拡散したり、炎上リスクもある。軽い投稿が予想外にバズってトラブルになるケースも。

なるほど、これを受けての個人的な印象は、より欲求に素直で認められたいが素直に出てきているのではないかなと。恥というのはあんまりなくなってきたのかな。一例だと思うけど。

生態学的にいえば、居場所ができることで生きる意味になりドーパミン報酬系を刺激されることで人間として生きてられるということでもちろん形は違えどどの世代も繋がりたいという欲求、認められたいという人間らしい欲求の現れということがわかりました。

誰にも見られてないけど、ただただ淡々と黙々とやっているというのはある意味死ということになるのかもしれないなと思いました。ただ何かをしていると必ず誰かが見ていて、自然も周り回って自分に返ってくるというのが皮肉っぽく、すごく愛らしいというか。なんかそういうふうにできているんだろうなー。


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